新卒採用の広報活動が解禁される3月に突入した。人材獲得の手法が多様化する中で、新卒採用サービスの「WinC(ウインク)」を利用する企業や学生が増えている。同サービスの特徴は、募集企業の社長や経営者が自社の魅力を発信し、その理念やビジョンに共感する学生とマッチングさせることだ。
WinCは、就職支援サイト「WincCareer」、社長・経営者と学生がお互いの理解を深めマッチングを目指す就職イベント「WinCAudition」、新卒人材紹介の「WinCAgent」の3つから成り立つ。
2016年に前身となるサービスを立ち上げ、19年からWinCAuditionを開始した。同イベントに参加した学生と企業がそれぞれに点数を記載し、合計得点で一定水準をクリアすると、めでたく「マッチング」というカタチに。マッチングした学生のうち、得点上位の2人は当日に社長との食事会に参加できる仕組みだ。
24年1月現在で、WincCareerには100社以上の企業が掲載し、WinCAuditionの開催数は21年度が17回、22年度が20回、23年度が45回、24年度は80回の開催を計画するなど、順調に拡大している。
「WinCは『Will Not Change=変わらない想い』をコンセプトに社長や経営者の変わらない想いを発信し、その想いに共感する学生と企業をマッチングするために誕生した」。そう語るのは、サービスを提供するプレシャスパートナーズ(東京都新宿区)で代表を務める高崎誠司氏(正しくは「高」は、はしご高)だ。
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