斑尾ホスピリタリティ(長野県飯山市)は、運営する斑尾高原スキー場の2月の売上高が過去10年間で最高を更新したと発表した。
斑尾高原スキー場のベース標高は約1000メートルで、日本最大級のツリーランコースを持つ。暖冬シーズンではあったものの、北斜面であることから日陰になる時間が長く、良質な雪を維持できたという。売り上げは前年同月比170%と大幅に増加した。
好調の要因として、同社はインバウンドの増加や今年度から始めた時間制のリフト券を挙げている。
スキー場内の斑尾高原ホテルに宿泊した訪日外国人のうち、6割強がオーストラリアから、3割強が香港・中国から。「オーストラリアでのイベント出展に加え、現地旅行会社への営業活動を続けていることや、SNS(Instagramなど)で、『日本特有のパウダースノーを満喫できるコースが多いこと』を発信し続けていることで、海外からのファンを獲得できた」(同社)とコメントしている。
リフトの時間券は、リフトを1時間単位で利用できるというもの。5時間、6時間、8時間、10時間、20時間の5種類があり、5時間券が最も人気があった。新たな仕組みを導入したことで、リフト券の売り上げは前年同月比250%に増加した。
「午前や午後だけ、ゲレンデのコンディションが良い時だけ滑りたい人、長期滞在の人などさまざまなお客さまの需要に対応できた」(同社)という。
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