【事例2:IKEA】
世界最大の家具小売業者であるスウェーデンのIKEA(イケア)は、品質を維持しつつ安価な家具を提供することを事業コンセプトとしている企業です。
IKEAのビジネスモデルの中心をなすのが、「フラットパック」と呼ばれる製品の販売方式です。同社の店舗で販売されている家具の大半は、部品ごとに分解されており、平らな板のような形(フラットパック)にまとめられています。このため、同社の家具を購入した消費者は、自ら家具を持ち帰り、組み立てることが必要になります。
このようなフラットパックでの家具販売において、家具部品の製造業務のほとんどは、IKEA以外の社外家具メーカーが担っています。また、物流(家具の配送)業務や組み立ては多くの場合、消費者が担っています。
IKEAは「家具のデザイン」や「販売業務」に集中することで、「組み立て済みの完成品の家具を製造販売する」という旧来の家具販売のバリューチェーンを変革しました。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング