クリナップはこのほど、「モビリティキッチン」のプロトタイプを発表した。移動できるという新しい機能を持ちながら、メインキッチンとして使用も可能としている。同社が研究している次世代キッチンの1つで、未来のライフシフト対応や災害支援に貢献する目的で開発した。
同社は、コロナ禍によってライフスタイルの多様化が加速したこと、近年の自然災害の増加に着目。2023年2月、キッチンを通じて生活・社会・地球が豊かになることを目指した「未来キッチンプロジェクト」を始動した。
今回発表したモビリティキッチンのプロトタイプは、シンクは水道設備の無い場所でも繰り返し水を供給できるよう循環ろ過器を搭載。加熱機器はバッテリー電源により、場所を選ばず調理可能だという。
ろ過装置を製作している三美製作所(東京都品川区)との共同開発により、水道が無い場所でも水を循環して使用できるシンクを実現した。ホンダアクセス(埼玉県新座市)から車両協力を受け、屋外での運搬や使用についての実証実験を行うなど、実用化に向けて開発を進めているという。
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