食材や調味料を入れて、自動メニューを選択するだけで、後は放っておいても自動で加熱調理してくれる「自動調理鍋」。コロナ禍のステイホームや給付金をきっかけに、売り上げを大きく伸ばした家電だ。
シャープの「ホットクック」が有名だが、ここ数年、各社が続々と参入している。6月21日には、タイガー魔法瓶が創業100周年記念モデルとして、「TIGER COOKPOT(タイガー クックポット)」を発売。これは同社にとって、約20年ぶりの電気圧力鍋の新モデルとなる。なぜ、このタイミングで、20年ぶりの新作を投入したのか? タイガー魔法瓶 クッカー・ブランドマネジャーの福富博史さんに聞いた。
「TIGER COOKPOT」は、圧力調理や低温調理、無水調理など1台10役の機能を備えている。約1.15気圧と一般的な電気圧力鍋に比べて低めの圧力をかけながら調理する「うま圧」調理が特徴だ。低めの圧力のメリットとしては、食材の煮崩れやパサつきが抑えられるなどおいしさを保ちつつ、栄養素も逃しにくいという。圧力が低めだと時短効果が薄いのではと考えてしまうが、「減圧」にかける時間を約7分(オートメニュー「うま圧カレー」の場合)と短くすることによって、時短を実現している。
容量は、満水容量2.2リットル、調理容量1.4リットルと大きくはないが、3〜4人ぐらいの家族なら十分なサイズで、本体サイズは幅約28.1×奥行き27.4×高さ22.6センチと非常にコンパクトだ。白米を3合まで炊ける炊飯モードも備える。炊飯も圧力をかけるので、甘味のあるもっちりとしたごはんが食べられる。普段の炊飯器として使うことも可能だ。
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