エネ庁は卸価格(1リットル当たり)についても毎月1回、都道府県別に発表している。卸価格にはガソリンスタンド(サービスステーション、SS)までの輸送コストも含まれるため「製油所から遠い」という要因が反映される。
昨年4月以降の上位には離島の多い長崎、鹿児島があり、長野は群馬や石川などとの3位グループ。全国平均との価格差は、群馬がプラス1.3〜2.0円、長野は同じく1.1〜2.2円、石川が同じく1.5〜1.8円だ。
とはいえ、2円程度の卸価格差が10円前後の小売価格差に直結するとは考えにくい。実際、群馬の小売価格は、全国平均との差がマイナス1.2〜プラス3.3円で、卸価格差程度の範囲で推移していた。対して長野はプラス3.1〜10.7円で、平均8.6円高く、群馬との差は明らかだ。
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