長野県のガソリン価格が、昨年春からほぼ日本一高い状況で推移している。なぜ他の都道府県より高いのか。内陸に位置する長野県だけに、「製油所から遠いから」という都市伝説のような話があるが、過去には安売り販売店も存在したようだ。疑問を解き明かすべく取材した。
資源エネルギー庁が毎週1回発表している都道府県別ガソリン小売価格(1リットル当たり)によると、昨年12月4日から今年3月18日までの15週のうち、長野のレギュラーガソリン価格が「日本一」になったのは13週。残る2週はいずれも長崎に次いで2位だった。この間、長野は全国平均に比べ9.1〜10.3円高く、184.0〜185.6円だった。
長野が堂々の1位に躍り出たのは昨年4月から。4月3日から9月3日までの22週のうち19週で1位になった。それまでトップだった長崎も高い水準で推移しており、長野が追いつき、追い越してしまった形だ。
copyright (c) Sankei Digital All rights reserved.
Special
PR注目記事ランキング