日本と海外ユーザーで利用傾向に違いがあるかを聞いたところ「基本的には同じようなニーズがあり、大きな違いはない」とし、「写真や動画をアップロードしておけば誰でも好きなタイミングで見てくれ、時系列に保存される。自分の写真整理という観点でも良いと評価を得ている。写真プリントなども現物が届くのでうれしいといった声が届いている」とのことだ。
ではなぜ、海外のほうが新規登録者数が伸びているのだろうか。もちろん出生率の関係もあるだろうが、招待するユーザーの幅やコミュニケーションの観点で少し違いが見られるという。
「例えば欧米の人は、より多くの人を誘う傾向がある。日本の場合は祖父母や兄弟が主な対象範囲だが、もうひと回り大きい範囲で、気軽に招待をしていく文化があると感じている」
「コメント機能も海外では非常に活発に使われていて、日本よりもコメント率が高い。気軽に大勢と写真や動画をシェアし、コミュニケーションを楽しむ文化が日本よりも強いのではないだろうか」
今後はアプリ自体の操作性向上のほか、「みてねみまもりGPS」のような子育て中の課題を解決する派生サービスの展開を進めていくという。
海外市場については、言語圏によって使われる派生サービスに若干の違いがあるため、現地のニーズを把握しながら、各言語圏に合ったサービス展開を予定している。既に北米では、親の誕生日に「みてね」からお祝いのメッセージやギフトカードを送付できるサービスや、デジタルフォトフレームと連携して「みてね」にアップロードした写真を写せる機能を提供している。同機能はコミュニケーションが活発な海外ユーザーにはフィットしており、親子間でよく使われているという。
デジタルフォトフレームについても部屋ごとに異なるものを飾るなど、海外ならではの使われ方をしている。「今後もそうしたニーズを把握しながら、英語圏を中心に積極的なチャレンジを進めていく」という。
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