「やっぱりステーキ」海外での勝算は？ “牛肉大国”でも行列ができるワケ：オーストラリアで人気（1/5 ページ）

[小林香織，ITmedia]

　2015年に沖縄で1号店をオープン、今や大衆ステーキチェーンとして全国的に拡大している「やっぱりステーキ」。看板商品の「やっぱりステーキ（ミスジステーキ、120g）」は、サラダ・スープ・ご飯の食べ放題が付いて1390円とコスパの良さに定評がある。

看板メニューの「やっぱりステーキ」。溶岩石のプレートに乗せて提供され、好みの焼き加減で食べる（提供：ディーズプランニング、以下同）

　そんなやっぱりステーキはここ数年、海外での出店を加速させている。2023年7月のネパール進出を皮切りに、8月にオーストラリア、2024年4月にシンガポール、5月にフィリピンと立て続けに出店。プレオープンの店舗を含め、4カ国で6店舗を持つ（2024年5月下旬時点）。

オーストラリアの「ブリスベン マウントグラバット店」

　エリアによって状況が異なるものの、オーストラリアとシンガポールでは時に行列ができるほど。やっぱりステーキを運営するディーズプランニング社（那覇市）の海外事業部 赤塚威氏に「海外展開の勝算」を聞いた。