平日休みの正社員、約半数が「有給休暇を取得する際に暗黙のルールが存在する」(1/2 ページ)

» 2024年05月08日 17時00分 公開
[神奈川はなITmedia]

 フリーター・既卒・第二新卒向け就職支援サービス「ハタラクティブ」を運営するレバレジーズ(東京都渋谷区)は、平日休みの正社員436人を対象に「休日に関する実態調査」を実施した。シフト制で勤務している正社員のうち8割以上の人は希望休を取れているが、「繁忙期に有給休暇は取れない」などの暗黙のルールがあることが分かった。

休日に関する実態調査 休日に関する実態調査(画像はイメージ、提供:写真AC)

希望休は取れるか

 シフト制で勤務している正社員374人のうち希望休が「取れる」と答えた人は81.8%、「取れない」と答えた人は18.2%で、約5人に1人は「希望休がまったく取れない」と回答した。

休日に関する実態調査 希望休は取れるか(出典:プレスリリース、以下同)

取得可能な希望休の日数/月

 取得可能な希望休の日数は、30%以上が「8日以上」と回答した。企業によって取得日数にばらつきは見られるものの、約7割の人は1カ月に取得できる休日の半分以上を指定できることが分かった。

休日に関する実態調査 取得可能な希望休の日数/月

スケジュール通りに長期休暇は取得できるか

 「GWなどの長期休暇をスケジュール通りに取得できるか」という問いでは、「必ず取れる」が15.6%、「やや取れる」が31.9%で、半数近い人が、ある程度スケジュール通りに長期休暇を取得できていることが分かった。

休日に関する実態調査 スケジュール通りに長期休暇は取得できるか

職種別のスケジュール通りに長期休暇を取得できる割合

 スケジュール通りに長期休暇を取得できる割合を職種別にみると、1位は「営業」(25.0%)で、以下「モノづくり系エンジニア」(20.4%)、「建築/土木系エンジニア」(20.0%)が続いた。

 1割未満だったのは「保安」(5.5%)、「医療・福祉系専門職」(3.7%)で、緊急事態などで迅速な対応が求められる職種は長期休暇をスケジュール通りに取得することが難しいことがうかがえる。

休日に関する実態調査 【職種別】スケジュール通りに長期休暇を取得できる割合
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