「後継者難」倒産、5年連続で過去最多を更新 最多要因は「代表者の死亡」(2/2 ページ)

» 2024年05月09日 05時00分 公開
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 地区別に見ると、5年ぶりに前年度を下回った「近畿」(70件)を除く、8地区で前年度を上回った。「北陸」(17件)が3年連続、「東北」(32件)と「中国」(30件)、「九州」(51件)は2年連続、「北海道」(29件)と「関東」(162件)、「中部」(49件)、「四国」(16件)は2年ぶりに、それぞれ前年度を上回った。

 都道府県別では、26都道府県で増加、18府県で減少、3県は同数だった。最も増加したのは「茨城」で77.7%増(9→16件)、最も減少したのは「千葉」で26.3%減(19→14件)。

photo 「後継者難」倒産状況

 東京商工リサーチは「業績が悪化してからの事業承継はより難しくなるだけに、経営者の相談を受け、時には決断を促す人材や公的機関などの育成、開設の重要性も増している」とコメントした。

 後継者難・求人難・従業員退職・人件費高騰による人手不足関連倒産から、2023年度の後継者難倒産(負債1000万円以上)を抽出・分析した。

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