JR北海道は5月15日、札幌駅全体のリニューアル計画を発表した。札幌駅は高架化から35年以上が経過し、設備の老朽化が進んでいる。現在実施中の新幹線工事に伴う改修を契機に、北海道の新たな玄関口として相応しい駅を目指す。
リニューアルでは、駅北側の外観改良や改札内トイレの移転と改修、駅機能の再配置、エキナカ商業施設の拡大などを行う。駅北側の外観改良では、デザインコンセプトを「サツエキ×ヒトトキ」に設定。ガラス面を多く採用しホーム空間を明るく、またホームから広場を眺めることができるようにする。
1階には広場と一体の滞留空間を設置。新幹線と接続するホーム階は、新幹線駅と連続したデザインとなる予定だ。
改札内コンコーストイレは1カ所に集約する。子ども用のトイレを新たに整備し、利用しやすい明るい清潔なトイレを目指すという。
改札口南側は商業ゾーンを集積する。北海道の魅力を発信するエキナカ商業施設にリニューアルすることで、駅や地域のにぎわいを創出する。
JR北海道は「利便性の向上と老朽設備の更新によって、環境に配慮した駅を目指し改修計画を進めます」とコメントした。2029年度までの工事完了を予定している。
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