日々リリースされる新しい商品やサービスたち。その商品やサービスには、必ず企業側の思惑や狙い、生活者のニーズ、時代の空気感が反映されている。本シリーズでは、これらの「Insight」を考察していく。
青山商事は5月23日、人前やかしこまったビジネスシーンを想定した、レディース向けのシャツ「透けないシャツ」(5390円)を発売した。カラー展開はホワイトとサックスブルーの2色。洋服の青山一部店舗と公式オンラインストアで取り扱う。
薄着になる夏場の悩みとして、女性の顧客から多く上がっていた悩み「インナーの透け問題」を受け、「人前でプレゼンをする」といったかしこまったシーンでも安心して仕事に集中できるビジネスシャツとして商品を企画した。
生地のタテ糸には光の透過を防ぎ、「防透け性」やUVカット機能を持つ糸を、ヨコ糸には通常より太い糸を使用。さらに目を詰めることで、同社では過去最高となる、防透け性の高い生地を実現したという。これにより、透けが目立たないストライプ柄に限られない、白や淡いブルーといったカラーバリエーションを増やせたと同社は説明する。
また、夏場に多く聞かれる「においが気になる」という声を受け、不快感を解消するために脇下に消臭テープを付けた。アイロンがけが簡単な形態安定性と、着用時の窮屈感を軽減するためのストレッチ性も特徴として訴求し、オールシーズン向けに長袖も展開する。
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