近年、世界的に温暖化が進んでいる現状を踏まえ、リベルタ社では海外にも販路を広げようとしている。2024年3月には米国法人を設立し、まずは北米を中心に、暑さ対策が求められる労働環境やスポーツシーンを軸に新たな販路を開拓予定だ。
「3年ほど前から米国やドイツ、サウジアラビアといった海外の展示会にも出展しているのですが、総じて反響が良く、米国法人の設立にいたりました。早速あるテーマパークからの要望があり、手応えを感じ始めています」
そうした精力的な取り組みもあり、2024年の氷撃フリーズテックシリーズの売り上げは2017年比で約30倍ほどを見込んでおり、かなり順調に推移していることが分かる。
市場のニーズが明確である一方で、どんどん過酷になっていく夏の暑さに対して、より効果的なクーリングウェアの開発も求められているという。
「今回は住友化学さんと3社での共同開発でしたが、今後もいろいろな企業さまと協力しながら、より画期的な製品を開発しようと思っています」と佐々木氏。現在は、2025年に向けた商談がちょうど始まったタイミングで、ひとまずは氷撃αを市場に浸透させていきたいと考えを示した。
日本発のクーリングウェアとして、氷撃αは世界的に広がっていくのか。冷感効果のさらなる進化にも熱視線が注がれそうだ。
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