ファミリーマートは7月9日、「喫茶ファミマ」と題してレトロな喫茶店をイメージしたスイーツやドリンク、アイス、お菓子など全6種類を発売した。スイーツを中心に売り場を活性化させたいようだが、セブン-イレブンやローソンと比較すると、若者向け戦略の違いが浮かび上がる。
喫茶ファミマで扱う商品は、ファミマ初の期間限定レトロフェアとして展開する。新商品は「クリームソーダみたいなパフェ」(298円)、「フロスティメロンソーダ」(180円)、「喫茶店のミルクセーキプリン」(185円)、「喫茶店のレトロプリン」(185円)、「クリームソーダ風 ゼリードリンク」(228円)、「喫茶店のゼリー風グミ」(189円)の6商品である。
これらの商品から、ファミマは若い世代を明確に意識していることが分かる。昭和の時代に親しまれてきたデザインやサービスが「昭和レトロ」としてブームになり、昭和を知らない若い世代を中心に盛り上がっている。実は、この若い世代がコンビニから減っているのだ。
セブンの来店者調査によると、2022年度の年代別構成比は、20歳未満が6.8%、20〜29歳が15.7%。最も多いのは50歳以上で36.0%であり、29歳以下を合計しても50歳以上の割合を超えないことが分かる。
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