松屋が290円だった玉子かけごはんを330円に値上げしたことで、同チェーンの朝食メニューから200円台の定食はなくなった。競合と比べ、価格面ではやや不利な状況だがどういった戦略を描いているのか。
実は松屋は価格改定を実施したのとほぼ同じタイミングで、朝定食限定でサイドメニューが安くなる「朝得プラスワン」を開始した。7月17日から「朝得生野菜」を150円から100円に、「朝得豚汁」を240円から180円にといったように値下げした。さらに、松屋の朝定食で1番人気の「ソーセージエッグ定食」を他の朝定食と一緒に楽しめるようにした「朝エッグ皿」(180円)も新たに発売した。同社は「追加の朝得サイドメニューでお好みの朝食にカスタマイズできる」とアピールしている。これら施策の狙いとして、同社の広報担当者は「客単価増を見込んでいる」と説明する。
200円台の定食を維持する競合と、お得な追加メニューを訴求する松屋。朝食を巡る競争で、消費者から支持されるのはどちらか。
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