「柏髙島屋ステーションモール」新スペースが登場、どう変わる?9月21日オープン(1/2 ページ)

» 2024年08月03日 09時50分 公開
[熊谷ショウコITmedia]

 髙島屋(大阪市)と東神開発(東京都世田谷区)は9月21日、2023年秋から実施している「柏髙島屋ステーションモール」の大規模リニューアルに伴い、新館10、11階に柏駅直結の複合型コミュニティスペース「BeARIKA(ビーアリカ)」をオープンする。

 百貨店ゾーンでは、9〜10月中旬に本館地下1階食料品フロアとS館3階コスメフロアのリニューアルも予定している。

複合型コミュニティスペース「BeARIKA」(出典:プレスリリース)

地域コミュニティの活性化にも取り組む大規模ショッピングセンター

 同店は1973年の「髙島屋柏店」開業を皮切りに、1979年には専門店ビル「ローズタウン」がオープン。1992年の全面改装を経て、髙島屋柏店を核とした「柏髙島屋ステーションモール」として誕生した。2008年には新館開業に伴う大規模リニューアルを実施し、営業面積5万平方メートルを超える大規模ショッピングセンターが完成した。

 2023年秋から実施している大規模リニューアルでは、地域住民から要望の多い食品専門店を加えた一大食品ゾーンなどを構築。「本館」に百貨店機能を集約して利便性を高め、2024年春からは約31店舗が順次オープンしている。

左から本館、S館、新館(出典:大規模リニューアル発表時のプレスリリースより)

 9月21日にオープンするBeARIKAは、「新しい可能性のありか。そして、そんなのありか!」という発見が生まれ続ける柏の街の居場所を目指す複合型コミュニティスペース。

 新館10階にはオープンスペースとレンタルスペースを設け、オープンスペースはカフェチェーン「ドトールコーヒーショップ」併設で広さ132平方メートルのスペースを誰でも自由に活用できる。

利用者の発想で自由に使えるさまざまなタイプの場所を提供(出典:プレスリリース、以下同)

 レンタルスペースは最大120人まで収容可能な「ホール」、大型の鏡壁面を備える「スタジオ」、キッチンカウンターを設置した「キッチン」、小規模イベントに適した「ポップアップ」など、さまざまな用途で利用できるスペースを用意した。

「ポップアップ」では、“ゆる柱”と呼ぶ柱を設置。フックやアームを引っ掛けることができ、自由にアレンジ可能など、誰もが手軽に使い方を工夫できる
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