日々リリースされる新しい商品やサービスたち。その商品やサービスには、必ず企業側の思惑や狙い、生活者のニーズ、時代の空気感が反映されている。本シリーズでは、これらの「Insight」を考察していく。
バーチャルオフィス事業を展開するワンストップビジネスセンター(東京都港区)は8月20日、オフィス機能とキャンピングカーの機能を備えた車両「リモートワーCar(リモートワーカー)」のシェアリングを開始したと発表した。車中泊旅と仕事の両立を提案する狙い。
同社はコロナ禍以降、場所を選ばない働き方への支持が広がっていることをなどを受けて、キャンピングカーのレンタルサービスなどを展開するCarstay(横浜市)と共同で、リモートワーCarを開発。起業家やフリーランス向けに訴求するという。
想定利用人数は2人で、最大5人まで乗車・就寝可能。社内には、執務向けのデスクや稼働型のサブモニター、ワークチェアを設置した。スライド型ソファベッド、エアコン、FFヒーター、サブバッテリー、シンクなど、キャンピングカーとしての基本装備も備える。
利用料金は24時間当たり2万5000円(保険料・システム利用料別)から。サービスは起業家やスタートアップ企業が多くを占める、ワンストップビジネスセンターの会員向けに先行開始する。年内までに、Carstay会員向けにもサービス開始を目指すという。
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