シリーズ累計で約49万台を販売している山善の減煙焼肉グリル「XGRILL」から新商品が登場した。7月末に発売した最新モデル「XGRILL STORM」(1万2800円)は、初動から好調な売れ行きを示している。コンパクト化と性能の維持を両立させた同商品の特徴と開発背景について、商品企画を担当した近藤富昭さんに話を聞いた。
XGRILL STORMは、シリーズ6機目となる最新モデルで、前モデル「XGRILL PREMIUM」の後継機として開発した。本体サイズはPREMIUMと比べて約40%小さくなり、面積比でもPREMIUMより約27%縮小した。
特徴は、限られたスペースを効率的に使用できる、いわゆる「スペパ」(スペースパフォーマンス)の高さにある。コンパクト設計により、キッチンの収納場所を確保しつつ、使用時には卓上の限られたスペースを有効活用できる。
近藤さんは「PREMIUMは煙が少なくユーザーの満足度が高かったが、手入れのしやすさや収納に課題があった」と語る。特に女性ユーザーから、サイズや重量、パーツの多さについて改善を希望する声が多かったという。
これらの声に応え、XGRILL STORMではパーツを少なくし、コンパクト化することで手入れと収納性を向上させた。
プレート部分のサイズは20センチ×30センチと、焼肉店のガスプレートと同程度。1〜2人用として設計されているが、3〜4人でも使用可能だ。「単身世帯が増加したから企画したというよりも、コンパクト性と手入れのしやすさを重視した結果、このサイズになった」(近藤さん)
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