博報堂グループのシンクタンクである博報堂生活総合研究所(東京都港区)は、15〜69歳男女を対象に、暮らし全般のデジタル化の度合いを調べる「生活DX定点」調査を行った。生活の各分野のうち、デジタル比率が最も高かったのは「レシピサイト、動画サイトを見て料理する」(65.3%)だった。
次いで「オンライン上で商品を調べる」(59.5%)、「ニュースをオンライン上でチェックする」(57.9%)、「店舗での少額決済を電子マネーなどでする」(52.9%)と、デジタル比率が5割を超えたのは「情報取得」「店舗での少額決済」など4分野だった。
デジタル比率が3〜4割台だったのは「商品の売買」「読書」「誰かとのゲーム」「イベント参加」「会議参加」など8分野で、残り17分野はデジタル比率が3割未満だが、「ファッション」「診療」「旅行」なども1割前後はデジタル化されていることが分かった。
博報堂生活総合研究所は「全体として情報取得、コミュニケーション、商品売買に関する分野はデジタル比率が高い一方、衣食住や学び、恋愛などに関することはまだアナログ比率が高い」とコメントした。
性別での差が大きかった分野を見ると、全般的に男性は女性に比べてデジタル比率の高い分野が多かった。 特にオンラインでの「試着」「デート」「誰かとの動画視聴」「誰かとのゲーム」などで男女差が大きい結果となった。
年代別での差が大きかった分野は、全般的に若い年代ほど上の年代に比べてデジタル比率が高く、 特に「物品売買」「子供の授業・習い事」「コンサート参加」「漫画を読む」などで年代差が見られた。
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