情報取得や少額決済では、デジタル比率が過半に 博報堂生活総合研究所が調査(1/2 ページ)

» 2024年09月12日 17時00分 公開

 博報堂グループのシンクタンクである博報堂生活総合研究所(東京都港区)は、15〜69歳男女を対象に、暮らし全般のデジタル化の度合いを調べる「生活DX定点」調査を行った。生活の各分野のうち、デジタル比率が最も高かったのは「レシピサイト、動画サイトを見て料理する」(65.3%)だった。

photo 博報堂生活総合研究所は、15〜69歳男女を対象に、暮らし全般のデジタル化の度合いを調べる「生活DX定点」調査を行った(出所:photoAC)

 次いで「オンライン上で商品を調べる」(59.5%)、「ニュースをオンライン上でチェックする」(57.9%)、「店舗での少額決済を電子マネーなどでする」(52.9%)と、デジタル比率が5割を超えたのは「情報取得」「店舗での少額決済」など4分野だった。

photo 生活の各分野におけるデジタル・アナログ比率(出所:プレスリリース、以下同)

 デジタル比率が3〜4割台だったのは「商品の売買」「読書」「誰かとのゲーム」「イベント参加」「会議参加」など8分野で、残り17分野はデジタル比率が3割未満だが、「ファッション」「診療」「旅行」なども1割前後はデジタル化されていることが分かった。

photo 生活の各分野におけるデジタル・アナログ比率(デジタル比率が3割未満)

 博報堂生活総合研究所は「全体として情報取得、コミュニケーション、商品売買に関する分野はデジタル比率が高い一方、衣食住や学び、恋愛などに関することはまだアナログ比率が高い」とコメントした。

 性別での差が大きかった分野を見ると、全般的に男性は女性に比べてデジタル比率の高い分野が多かった。 特にオンラインでの「試着」「デート」「誰かとの動画視聴」「誰かとのゲーム」などで男女差が大きい結果となった。

photo 生活の各分野におけるデジタル・アナログ比率(性別での差が大きかった分野)

 年代別での差が大きかった分野は、全般的に若い年代ほど上の年代に比べてデジタル比率が高く、 特に「物品売買」「子供の授業・習い事」「コンサート参加」「漫画を読む」などで年代差が見られた。

photo 生活の各分野におけるデジタル・アナログ比率(年代別での差が大きかった分野)
       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アイティメディアからのお知らせ

SaaS最新情報 by ITセレクトPR
あなたにおすすめの記事PR