JAL、国際線の搭乗案内を「LINE」で通知 航空業界で初

[ITmedia]

　JALは9月18日から、国際線の利用客に対して、個々の予約内容に基づいた案内を「LINE」のメッセージで通知するサービスを開始する。JALによると、同機能の活用は航空業界としては初めて。

JAL、登場案内を「LINE」で通知するサービスを導入（公式Webサイトより引用）

　国際便を予約した際に、LINEに登録済みの携帯番号と同じ電話番号を登録した利用客が対象。LINE公式アカウント「JAL Information」を通して、搭乗予定の便の運航状況をはじめ、搭乗手続き方法、チェックインが済んでいない場合のお知らせ、保安検査通過の案内などを出発の前日と当日に配信する。

サービスの利用イメージ（出所：プレスリリース、以下同）

　同社の公式LINEではこれまで、国際線の利用客に対して、搭乗予定便の運航状況に関する情報のみを提供。予約・搭乗に関する案内については、メールやJALアプリなどで配信してきた。こうした現行のサービスに加えて、幅広い世代が日常的に利用するLINEでも案内を実施することで、利用客の利便性向上を図る。

通知画面のイメージ

　また、LINEのトーク画面下部に表示されるメニューも刷新。予約した便の最新の運航予定・搭乗方法や、出発・到着空港の施設情報などを閲覧できるようにする。

　今後は国内線の利用客にも、メッセージの配信を広げる予定だ。また、保安検査場の混雑状況や混雑を加味した推奨ルートが分かる空港デジタルマップ、欠航・遅延時の案内への誘導といった機能も追加していくとしている。