ソニー・インタラクティブエンターテインメント(SIE)が「PlayStation 5 Pro」(PS5 Pro)を9月11日に発表した。希望小売価格は11万9980円(税込)だ。
性能に関して期待する声もある一方、約12万円という価格設定に消費者からは「高すぎるのでは?」という声も上がっている。
ゲームハードへの要求スペックが高くなり、価格が上がってしまうのはある程度納得できる。そうすると、今後はゲーム体験そのものも“高級化”していってしまうのだろうか?
PS5 Proの価格設定に触れる上で、まず考慮すべきは現行のゲームハードに求められる性能である。4K解像度、60fps以上のフレームレート、レイトレーシングといった高度なグラフィック技術が普及したことにより、2010年代からハードウェアへの要求スペックは大きく高まった。
その要求に応えるには高性能なGPUやCPU、そして大容量の高速ストレージが必要不可欠となった。こうしたゲームハードに必須の部品がそもそも高価であり、それらを組み合わせると、当然高価になっていく。
一方、ゲーミングPCと比較した時、PS5 Proの価格設定は決して高すぎるとはいえない。PCとゲームハードとでは汎用性が大きく異なるため安易な比較はできないが、ゲーム性能に絞って比較した場合、同等の性能を持つゲーミングPCを12万円前後で組むことは、現環境では不可能に近い。よって、ゲームに限った話ならばPS5 Proは「コストパフォーマンスが高い」といえるだろう。
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