メディア

イオン、セブン、ドンキ……　なぜ安くて価値ある独自商品が次々と生まれるのか　注目すべきPB10選（3/3 ページ）

» 2024年09月30日 05時00分公開

PBがNBより高評価な時代に？

　昨今はPBとNBの価格と価値のポジショニングに変化が生じています。一般的にPBには低価格メリットがあることに大きな変化はありませんが、各社の商品価値が向上したことで、NBより安く、かつ価値は同等。さらに商品によってはNBを上回ると消費者が感じるケースも増えています。

　今後も各社のPBから、さまざまな切り口のヒット商品が誕生することでしょう。それが粗利率向上につながるとともに、消費者の生活を更に便利にすることでしょう。小売業各社のPBの展開に大きな期待と注目が集まります。

1つの商品で2つの用途、カインズ「掃除もできるスリッパミッキー＆ミニー」（980円、出所：カインズ公式Webサイト）

妊婦も滑りにくい厨房靴、ワークマン「ファイングリップシューズ」（1900円、出所：ワークマン公式Webサイト）

色使いが人気のドンキ「VTC-QAS ワイヤレスカーチャージャー」（4399円）

なぜ、PBなのに安くないの？　ウエルシアとマツキヨココカラが「高級志向」を始めた背景
従来、価格の安さが売りになることも多かった小売り各社のPB商品。それがここにきて、高級志向の商品を扱うケースが増えている。今回はドラッグストア業界の2社にフォーカスし、戦略を読み解いていく。
「その程度の機能ならドンキで十分」　無難な表現もできたのに、あえて自虐的にしたワケ
ドンキのプライベートブランド（PB）「情熱価格」。新生活向けのキャンペーンで、自虐的なキャッチコピーを使用している。その狙いを担当者に聞いた。