社内政治への賛否については、「反対派」が合わせて58.3%(「とても反対」12.8%、「反対」17.9%、「どちらかといえば反対」27.6%)で半数を超えた。社内政治の必要性については、「必要だと思う派」が55.2%(「とても必要だと思う」6.1%、「必要だと思う」16.4%、「どちらかといえば必要だと思う」32.7%)で過半数を占めたことが分かった。
社内政治が必要と回答した人にその理由を聞いた。最も多かったのは「上司から評価を得やすくなる」と「社内の意思決定スピードが上がる」で共に39.8%、次いで「対立を防ぎ仕事が円滑になる」が37.8%だった。
一方で、不要と回答した人の理由で最も多かったのは、「適切な評価が行われなくなる」で63.5%、次いで「意識が分散し生産性が下がる」が51.5%、「ストレスや意欲に影響する」が48.0%となった。
出世に必要なのは「社内政治力」と答えた人からは「積極的に上司にも絡みに行き、懐に入り込める部下はかわいがられるし、結果評価されやすくなると思う」「物事を効率良く進めようとすると、それなりの関係性構築、情報共有、事前の根回しは必要になって当然」などの声が聞かれた。
「成果を上げる力」と答えた人からは「社内政治は成果をあげるための手段であり、出世したいのであれば成果をあげるのが重要だと考える」「いくら人脈があっても成果が出せなければ、長期目線で見切りをつけられる」といった意見が寄せられた。
今回の調査は、全国の20〜50代の社会人男女を対象に、インターネットで行った。期間は10月2〜7日、有効回答数は446人。
えっ、まだ? なぜ日本企業の意思決定は「遅い」のか
「70歳まで会社にしがみつく人」が結局、会社を弱体化させてしまうワケCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング