セブン‐イレブン・ジャパンは10月28日、カスタマーハラスメント対応の一環として「従業員名札の仕様追加」と「利用客への告知ポスター掲示」を実施すると発表した。加盟店のオーナーや従業員が働きやすい環境を整え、全ての利用客が安心して利用できることを目的としている。
セブン‐イレブン・ジャパンは、2022年10月に「カスタマーハラスメント対応ガイドライン」を策定。カスハラに該当する行為や対応姿勢を、公式Webサイトで公表している。
今回、従業員名札の表記を変更する。これまでは平仮名や片仮名表記だったが、プライバシー保護の観点からアルファベットや漢字、役職名のみの表記も可能とする。例えば店長の「佐藤さん」の場合、これまでは「店長 さとう」と表記していたが、今後は役職のみの「店長」も選択可能となる。新しい名札は、加盟店からの注文に応じて10月27日以降、随時納品しているという。
利用客への告知ポスターには、「行き過ぎた迷惑行為はカスタマーハラスメント」という文言とともに、具体的なカスハラ行為を4つ明記。店舗のカウンター付近に掲示予定だ。
コンビニ業界では、ローソンが8月9日に、ファミリーマートは9月6日にカスハラに対する方針を発表。警察や弁護士など外部専門家との連携に加え、従業員への教育を実施し、問題が発生した際の報告や相談方法などの周知徹底を図っている。
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