スーツにリュックの組み合わせはあり? などと、身だしなみの観点から、ビジネスマナーがよく話題に上る。市場調査のクロス・マーケティング(東京都新宿区)は、スニーカーの着用について調査を実施。ビジネスシーンにおけるスニーカーの着用は、ありか、なしか――。全国の20〜69歳の男女1100人に聞いた。
スニーカーを「ほぼ毎日履いている」と回答したのは45.7%。男性より女性の方が高頻度で履いている傾向が見られ、特に女性30〜50代で「ほぼ毎日履いている」は5割を超えた。一方で、男性の20〜30代は「ほとんど履かない」が2割前後に上った。
スニーカーの所有数は「2足」が最も高く27.6%。「3足以内」は67.7%だった。「ほぼ毎日スニーカーを履く」と回答した人でも、所有数は「3足以内」が68.8%となり、必要最低限しか所有していない傾向が見られた。
「ビジネスではスニーカーは避けたほうがよい」と回答した人は19.8%にとどまり、約8割が問題ないと考えていることが分かった。「ビジネスシーンでも履いてもよい」と考える人の中で最も多い回答は「会社の規定に反していなければ問題ないと思う」で27.2%に上った。
一方で、男性50〜60代は「ビジネスではスニーカーは避けたほうがよいと思う」とした人が3割を超え、他年代と比べて拒否感が強い傾向となった。男性20〜30代では「全く問題ないと思う、自由な服装をすべきだと思う」とした人が約3割を占める一方、「ビジネスではスニーカーは避けたほうがよい」とした人も約2割に達し、意見が分かれた。
スニーカーを履くことで感じていることについては、「いざというときに動きやすい」が最も多く46.7%。次いで、「様々なファッションにあわせやすい」(34.1%)、「電車などで立っているときに楽」(28.8%)と続いた。
調査は11月8〜10日にインターネットで実施した。
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