常に目標を達成させる「常勝集団」をつくるために、キラキラしたビジネスtipsは必要ない。組織マネジメントを専門とする横山信弘氏が、本質的なマネジメント論を「キレイごとナシ」で解説する。
会議室で社員10人が集まっている。上司は熱心に議論を持ち掛けているが、メンバーの表情は冴えない。意見を求められても「はい」「いや、特に」と答えるだけ。
会議が進まない。時間だけが過ぎていく。この状況を見かねて、私はその上司に質問をした。
「もう少し質問のやり方を変えたほうがよくないですか――」
「部外者は黙っていてもらえませんか」
私の質問が終わる前から、その上司は被せてくる。部下たちの表情からは、「早く終わってほしい」「時間がもったいない」と言いたげな印象を受けるのに、上司は気付いていないようだった。
せっかくメンバーが集まって議論する場なのに、この上司はファシリテーションスキルを軽視しているのだろうか。
今回は効果的なファシリテーションができない上司の特徴について、20年以上現場でコンサルティングしてきた経験から解説する。組織のリーダーはもちろん、これから管理職を目指す人にもぜひ最後まで読んでもらいたい。
企業の現場に入り、営業目標を「絶対達成」させるコンサルタント。最低でも目標を達成させる「予材管理」の考案者として知られる。15年間で3000回以上のセミナーや書籍やコラムを通じ「予材管理」の普及に力を注いできた。現在YouTubeチャンネル「予材管理大学」が人気を博し、経営者、営業マネジャーが視聴する。『絶対達成バイブル』など「絶対達成」シリーズの著者であり、多くはアジアを中心に翻訳版が発売されている。
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