吉野家ホールディングスは12月2日、「カスタマーハラスメントに対する基本方針」を策定したと発表した。従業員に安全で安心して働ける環境だけでなく、利用客が快適に食事を楽しめる場を提供することが目的だとしている。
同社は、カスハラに該当する行為の具体例として、「従業員を侮辱し、その人格を否定する発言」「従業員のプライバシーを侵害する行為」「補償の範囲を超えた要求など、社会通念上過剰なサービス提供の要求」などを示した。
こうした行為に対しては個人の対応とせず、組織的に対応する他、ケースによっては警察や弁護士と連携。また、該当の利用客の入店や連絡を断る場合もあるとした。社内では、カスハラが発生した際の対応体制の整備を進め、従業員に対する教育や研修を実施するとしている。
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松屋フーズ、「カスハラに対する方針」発表 従業員を守る姿勢を明確化Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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