各社のおでんの特徴と、人気の具材はどうか。
セブン-イレブンは、赤道直下のかつおを未凍結のまま、かつお節に加工してつゆに使用。基本だしをベースに、地域ごとの嗜好に合わせた味を加えている。北海道なら煮干し、関西なら牛と鶏、九州ならあごなどだ。具材の人気は、味しみ大根、味しみたまご、味しみ白滝の順となっている。
ローソンのつゆは、かつお節だけでなく煮干しに野菜、昆布や焼きあご、あさり、ホタテと風味豊かなさまざまなダシを使用し、食材を香り豊かに引き立てる工夫を行っている。人気の具材はつゆしみ大根、つゆしみたまご、国産手結び白滝など定番のほか、地域限定では関東と東北の一部で出しているちくわぶ、沖縄の沖縄そば、沖縄風テビチ、沖縄厚揚げなどがある。
ファミリーマートの今年のおでんつゆは、飲み干せるだしをコンセプトにしている。「焼津産かつお節」「枕崎産さば節」「長崎県産イリコ」などの魚介だしに加え、新たに「利尻昆布」のエキスを追加してよりコク深い味わいに仕上げた。全国共通の11品の具材に加えて、地区限定の1品の計12品で構成。売れ筋は大根・たまごの2強に、白滝、厚揚げ、こんにゃくが続いている。
セブンの「ステルス値上げ」を疑う人が、後を絶たない理由
コンビニおでん「無断発注」「販売中止」問題が暴く画一的ビジネスの限界Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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