キャッシュレス化が進む中、ポイントは単なる「お得」から「経済活動の一部」へと変貌を遂げている。本連載では、クレジットカード、QR決済、電子マネーを中心としたポイントプログラムの最新動向を追い、企業の戦略やユーザーへの影響などを分析する。
暗号資産を持っていると年3%の利息(のようなもの)がポイントとして付く――。こんな一風変わったサービスが始まる。
提供するのはフリマアプリ「メルカリ」の子会社で暗号資産サービスを手掛けるメルコイン(東京都港区)だ。暗号資産の一つであるイーサリアムを保有するだけで、毎月メルカリポイントが自動的に付与される。これまで投機的なイメージが強かった暗号資産に、定期預金のような安定性を持たせる試みとして注目を集めそうだ。
すでに300万口座を突破したメルコインの暗号資産サービスだが、その86%が暗号資産取引が初めてのユーザーだという。「怖い」「怪しい」というイメージが強かった暗号資産を、毎月ポイントがもらえる身近な資産へと変える試みだ。新しい経済圏づくりの挑戦が始まった。
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