アイスクリーム協会によると、国内のアイス市場は2009年から右肩上がりで伸び続けており、2023年度の販売金額は過去最高の6082億円を記録した。
販売物量は前年比99.2%と微減したものの、付加価値の高い商品の投入により、リッター単価(1リットル当たりのアイスクリームの価格)は前年比110.8%と上昇した。
この背景には、アイスが「甘く冷たいおやつ」という従来の枠を超え、「ちょっとした贅沢(ぜいたく)」や「ご褒美」として消費者に支持されるようになった変化がある。
その中で、ブリュレは「五感で楽しめる」という独自の商品設計と特許技術による品質の高さを武器に差別化を図り、この新たな需要を開拓した。高齢化が進む日本でも、若い層の支持を集めており、市場の活性化に貢献している。
一方で、課題は「国内の生産体制」と広報担当者は語る。まずは安定供給に向けた体制強化を進め、プレミアムアイス市場において、ブリュレシリーズ全体ではなく、ミルク味単品で売り上げナンバーワンのブランドへと育成していく考えだ。
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