日本出版販売(東京都千代田区)は、共創型モデル店舗の「橿原書店」を3月1日に開業する。イオンモール橿原(奈良県橿原市)にオープンする世界最大面積の無印良品内に出店し、書店と無印良品をシームレスにつなぐ店舗として展開する。
橿原書店は、書店としての専有部分だけでなく、無印良品のエリアでも、本や地域商材を販売する。無印良品の商品と書籍約10万冊が並び、共通のレジで買い物ができる仕様とした。
また、「本と喫茶」エリアとして「Cafe&Meal MUJI」が隣接しており、共用座席スペースでは地域食材のメニューやコーヒーを提供するほか、購入前の書籍も試し読みできるようにした。
無印良品の中央に位置する直線約100メートルのコンコースでも、約2万冊を販売。店内中央には奈良の名産である吉野杉が使用された木製遊具や、芝生のある空間を設け、約1万冊の絵本を並べる。奈良でつくられた玩具なども販売する。
同店舗では「自然・循環・文化」のコンセプトを共有し、地域と人々の暮らしに根ざしたイベントや活動などを行う。企画コーナーを常設し、地元企業や住民との企画も展開。同社は、今後も共創型モデル店舗の出店拡大を目指していくという。
2028年、街から書店が消える? “救世主”になるかもしれない「2つ」のビジネスモデル
「異業種×本屋」でどうなった? ホテルに「風呂屋書店」をオープンして、見えてきたこと
「千葉県版 時刻表」なぜ登場? 編集長が動かされた“いくつかの理由”Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング