「無印×書店」が誕生 世界最大のMUJI店舗に、どんな本屋ができるの?(1/2 ページ)

» 2025年01月20日 16時58分 公開

 日本出版販売(東京都千代田区)は、共創型モデル店舗の「橿原書店」を3月1日に開業する。イオンモール橿原(奈良県橿原市)にオープンする世界最大面積の無印良品内に出店し、書店と無印良品をシームレスにつなぐ店舗として展開する。

無印良品の店内に大型書店がオープン(画像はイメージ、ゲッティイメージズより)
photo 「橿原書店」が3月1日に開業

 橿原書店は、書店としての専有部分だけでなく、無印良品のエリアでも、本や地域商材を販売する。無印良品の商品と書籍約10万冊が並び、共通のレジで買い物ができる仕様とした。

 また、「本と喫茶」エリアとして「Cafe&Meal MUJI」が隣接しており、共用座席スペースでは地域食材のメニューやコーヒーを提供するほか、購入前の書籍も試し読みできるようにした。

photo 世界最大面積の無印良品 橿原店に出店する(出所:プレスリリース、以下同)

 無印良品の中央に位置する直線約100メートルのコンコースでも、約2万冊を販売。店内中央には奈良の名産である吉野杉が使用された木製遊具や、芝生のある空間を設け、約1万冊の絵本を並べる。奈良でつくられた玩具なども販売する。

photo 新刊、話題書、定番書もラインアップする

 同店舗では「自然・循環・文化」のコンセプトを共有し、地域と人々の暮らしに根ざしたイベントや活動などを行う。企画コーナーを常設し、地元企業や住民との企画も展開。同社は、今後も共創型モデル店舗の出店拡大を目指していくという。

photo 子ども向け玩具なども用意する
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