そんな雑貨部門の成長を後押ししているのが、他ブランドとのコラボ展開だ。2024年4月には、8社とのコラボ商品を販売した。20〜30代女性に人気のブランドとの取り組みが好調で、これが2024年上半期の雑貨売上高増の大きな要因となった。
販売チャネルの開拓も進めている。従来は百貨店の子ども服売り場が中心だったが、若い世代が多く行き交う商業施設でのポップアップショップも積極的に展開している。10月に2週間実施した渋谷スクランブルスクエアでのポップアップでは、9日目に予算を達成するなど、新規顧客の獲得にもつながったようだ。
こうした新たな層へのアプローチは、公式SNSを通じた情報発信の効果にも表れている。公式Instagramのフォロワー数は、1年で約10万人増加し、31万人に到達した(1月20日現在)。特に、コラボ商品の販売告知時には反響が大きく、プレゼントキャンペーンなどの施策とも相まって、着実にブランドの認知度を高めている
「コラボ企業とファミリア、双方のファンが興味を持ってくれることで新たな層との接点が生まれている」と佐々木さんは分析する。
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しまむらのスリッパは「ありふれていた」のに、なぜ100万足を突破したのかCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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