日立製作所は、米国カリフォルニア州で発生した山火事の被災者の救援や、被災地の復興支援のため、日立グループとして総額20万米ドル(約3100万円)を、米国赤十字社を通じて寄付すると発表した。
日立は、従業員が寄付をすると会社側も同額を寄付するカナダのBenevity社のサービスを通じて、日立グループ・グローバル全体で、米国赤十字社の支援プログラムへも寄付していくと発表。 「被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げます」としている。
他社ではソニーグループが、日本政府による支援額200万ドル(約3億1500万円)を上回る500万ドル(約7億8700万円)を寄付すると発表。吉田憲一郎会長CEOは 「ロサンゼルスは35年以上にわたり、ソニーのエンタテインメント事業にとってのホームグラウンドであり続けてきました。多くの社員やパートナーの取り組みによって、エンタテインメント事業はこの地域にしっかりと根付いています」とコメント。「米国各社の責任者と議論の上、ソニーグループとして被災地の復興に向けた支援の在り方を速やかに検討し、実行していく」と説明した。
他にはキヤノンが、グループで総額100万ドル(約1億5600万円)の義援金を被災地に寄付している。ファーストリテイリングは総額100万ドル(約1億5500万円)の支援金と、最大100万ドル分の衣料を寄付すると発表した。
著名人ではカリフォルニア州ロサンゼルスにチームの本拠地がある米大リーグ(MLB)ドジャースの大谷翔平選手も、山火事の被災者を支援するために50万ドル(約7800万円)を寄付することを明かしている。
現地時間1月30日にはX JAPANのYOSHIKIが、災害救援活動支援として、自身が運営する米国非営利公益法人「YOSHIKI FOUNDATION AMERICA」を通じて、グラミー賞を主催するレコーディング・アカデミーのチャリティ財団や、アメリカ赤十字など7つのチャリティー団体に、大谷選手と同額の50万ドル(約7700万円)を寄付したことを発表した。スポーツ界と音楽業界、双方の異なる分野で活躍している日本人2人からの合計寄付額は100万ドルとなっている。
【編集履歴:2025年2月1日午前4時28分 YOSHIKIの寄付について追記しました】
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