東京メトロとナビタイムジャパン(東京都港区)は、途中駅での乗客の降車パターンを分析し、座りやすい車両を提案する「座りやすい号車案内」の試験提供を開始すると発表した。独自に算出する「着座確率」を基に、途中駅での乗客の降車パターンを分析し、座りやすい車両を提案する。サービスは、ナビタイムジャパンのアプリ「乗換NAVITIME」の有料会員向けに提供する。
乗換NAVITIMEのデータを用いて、乗車時は混雑していても、途中駅で多くの乗客が降車する可能性が高い号車を予測し案内するという。アプリ上の経路検索の結果画面に「座れる確率の高い号車があります」と表示し、最大3つの推奨車両を提案する。乗車駅から目的地までの各停車駅における着座確率も確認できる。
東京メトロ線内の駅が対象。試験期間中は「実際に座れたか」の体験調査や改善要望のアンケートを実施し、利用者の行動変容や実際の着座率などを検証するという。
「1本列車を見送ることで座りやすくなります」「急行列車から普通列車へ乗り換えると座りやすくなります」といった提案機能の追加も検討する。将来的には「座れるルート検索」機能の実現を目指すという。
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