オンプレミスからSaaSへ移行し「満足」52% 最も苦労したことは?(1/2 ページ)

» 2025年02月03日 07時15分 公開
[サトウナナミITmedia]

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 企業のITインフラや業務システムの見直しに伴って、従来のオンプレミス型システムから、柔軟性やスケーラビリティに優れたSaaS型のシステムへの移行を検討・実施する企業が年々増加している。そのような中、SaaSへ移行した企業の満足度は52%に上ることが、人事労務のクラウドサービスを提供するjinjer(東京都新宿区)による調査で明らかになった。移行時に最も苦労したこととは。

photo オンプレミス型システムからSaaSへの乗り換えに関する実態調査(写真AC)

SaaS移行で「最も苦労したこと」は?

 オンプレミスからSaaSに乗り換えたシステムで最も多いのは「勤怠管理システム」となり27.1%だった。以降は「人事管理システム」(25.4%)、「給与計算システム」(23.7%)と続いた。

photo オンプレミスからSaaSに乗り換えたシステム(jinjer調べ)

 オンプレミスからSaaSへの移行理由については「システム保守・管理の属人化をなくすため」が最も多く49.1%。以降は「機能改修や運用・保守にかかる費用や工数を抑えるため」(35.2%)、「リモートなど、従業員の働き方に柔軟に対応する必要があったため」(31.5%)となった。

photo オンプレミスからSaaSへの移行理由(jinjer調べ)

 オンプレミスからの移行時に最も苦労したことは「カスタマイズ性が制限され、業務や運用の見直しが必要になった」が最も多く、20.4%だった。その他は「従業員や現場からのシステム移行に対する抵抗があった」(18.5%)、「オンプレミス環境からSaaS環境へのデータ移行に時間がかかった」「既存システムとの連携に問題が生じた」(各16.7%)が上位となった。

photo オンプレミスからの移行時に最も苦労したこと(jinjer調べ)
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