JR東日本は2月4日、小岩井農場(岩手県雫石町)にホテル「AZUMA FARM KOIWAI」を開業すると発表した。2026年春の開業を予定している。今回のホテル開業をモデルに、国内の他エリアでの展開も目指す。
JR東日本は、ラグジュアリーリゾート「アマン」の創業者であるエイドリアン・ゼッカ氏と協業。2025年1月に、食や農業を軸としたファームライフ体験を提供するリゾートブランド「AZUMA FARM」を立ち上げた。
小岩井農場に開業する「AZUMA FARM KOIWAI」は、「A Down To Earth Farm Stay」(大地を感じるファームステイ)がコンセプトだ。施設の建設には、農場で産出された木材を活用する。建築面積は約4000平方メートルで、24室の宿泊棟やレストラン・ラウンジ棟、薪ストーブを備えたプライベートサウナ棟を備える。価格は1泊1室あたり約20万〜30万円。
あわせて、SkyDrive(愛知県豊田市)が商用化を目指している「空飛ぶクルマ」を活用し、盛岡〜ホテル間の送迎、ホテル・周辺観光のツアーを行うことを検討している。SkyDriveは、2026年に機体の型式証明を取得する予定だ。
JR東日本は2024年6月、中長期ビジネス成長戦略「Beyond the Border」を策定。これに基づき、地域固有の風土・文化を生かした高付加価値な旅や観光を体験できる「一人ひとりの移動の目的(地)づくり」として、宿泊拠点の整備を進めている。
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