もはや「国民病」花粉症、7割が「仕事の生産性落ちる」 企業ができる対策とは?(2/2 ページ)

» 2025年02月20日 05時00分 公開
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企業にできる対策は?

 花粉症が仕事に与える影響を聞いた。「業務に支障が出る」と回答したのは59.7%で、「生産性が下がる」は71.1%だった。具体的な影響としては「パソコンを使った作業に集中できない」「目のかゆみのせいでパソコンの画面を見続けるのがつらい」など、デスクワークにおける集中力の低下を挙げるものが多数見られた。

photo 花粉症が仕事に与える影響

 企業の花粉症対策で、魅力的だと感じるものの1位は「花粉症手当(診察費・薬代・マスク代)の支給」(38.2%)。以下は「空気清浄機の設置など空調の整備」(35.3%)、「花粉症対策グッズの支給」(34.9%)が続いた。

photo 企業の花粉症対策として魅力的だと感じる対応

 花粉症対策を実施している企業は57.5%だった。実施している施策の1位は「空気清浄機の設置など空調の整備」(53.1%)。花粉症の人が求める対策として最も人気だった「花粉症手当の支給」を実施している企業は、26.8%にとどまった。

photo 花粉症対策の実施割合と実施内容(企業)

 1月6〜9日にインターネットで調査した。対象は、社員数が3人以上の企業に所属し「2024年12月に転職活動をした」「今後3カ月で転職活動の予定がある」「直近3カ月で職場に中途入社者がいた」のいずれかを満たす20〜50代の正社員1368人。ならびに、同様の企業で、中途採用を担当し「2024年12月に採用活動を実施した」「今後3カ月で採用活動の予定がある」「直近3カ月で職場に中途入社者がいた」のいずれかに当てはまる849人。

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