「売上高100億円以上」のBtoB企業にも同様に調査した。売り上げが100億円以上ある企業の年間マーケティング予算は、最多が「1億円以上」(30.36%)だった。次いで「5000万〜1億円未満」が19.64%、「1000万〜3000万円未満」と「3000万〜5000万円未満」がともに7.14%だった。
予算の使い道の1位は「展示会」(76.8%)であったが、2位に「セミナー・ウェビナー開催」(64.3%)と、イベント施策に回答が集中した。展示会の成果としては、「認知向上」と回答した企業が過半数を占めた。
また、「セミナー・ウェビナー開催」においては6割以上の企業が「適切なターゲットにアプローチできた」と回答しており、ラクスは「セミナー・ウェビナーに関しては柔軟にテーマ設定をできるため、効果を実感している企業も多いと考えられる」と分析する。
今後新たに取り組みたい施策として、1位は「webサイト改善」「お役立ち資料(ホワイトペーパー)配布」(ともに16.1%)だった。
売上高100億円未満の企業と同じく、webマーケティングへの意向が強く、サイトへの流入数の増加や問い合わせ数の増加のためのサイト改善や、ダウンロードコンテンツなどのコンバージョンポイント追加などで工夫を行おうとしていることがうかがえた。次点で「web接客ツール(ポップアップ、チャットなど)」(14.3%)と回答した企業が多く、ポップアップなどの設置で離脱防止を図りたい意図が見られた。
ラクスは調査結果を踏まえ「実施しているマーケティング施策として最も多いのは、売上高100億円未満・100億円以上の企業ともに『展示会』という結果になった。多くの人の目に触れることで認知向上につながるだけでなく、一度に多くの問い合わせを獲得できる点が魅力と考えられる」とコメントしている。
調査は、3期以上連続で利益が向上している企業に勤めるBtoBマーケティング担当者を対象に、インターネットで行った。期間は2024年9月30日〜10月1日、有効回答数は100人。
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