常に目標を達成させる「常勝集団」をつくるために、キラキラしたビジネスtipsは必要ない。組織マネジメントを専門とする横山信弘氏が、本質的なマネジメント論を「キレイごとナシ」で解説する。
「仕事は楽しまなくちゃ!」
「楽しんでこそ仕事だろう」
このように言う上司が、世の中にはとても多い。いい言葉だと思う。自分自身も心掛けることが多い。しかし時に、この何気ない一言が部下を深く傷つけることもある。なぜなら「楽しめない」と感じる部下は、自分に問題があると思い込んでしまうからだ。
こんな事例がある。入社半年の新入社員が悩みを抱えて上司に相談した。イメージしていた以上に、自分が活躍できていない。組織に貢献できていない、というのだ。
すると上司から「悩んでもしょうがない。それより仕事は楽しんだほうがいいぞ」というアドバイスをもらったのだ。しかし、それが重荷になっているという。「仕事を楽しめていない自分は何か問題があるのではないか」と、余計に苦悩してしまったというのだ。
今回は「楽しい」と「面白い」の違いを紹介しながら、どうしたら仕事に興味を持つことができるのかを徹底解説する。「仕事を楽しめない」と感じている人や、部下育成で悩んでいるマネジャーは、ぜひ最後まで読んでもらいたい。
企業の現場に入り、営業目標を「絶対達成」させるコンサルタント。最低でも目標を達成させる「予材管理」の考案者として知られる。15年間で3000回以上のセミナーや書籍やコラムを通じ「予材管理」の普及に力を注いできた。現在YouTubeチャンネル「予材管理大学」が人気を博し、経営者、営業マネジャーが視聴する。『絶対達成バイブル』など「絶対達成」シリーズの著者であり、多くはアジアを中心に翻訳版が発売されている。
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