洋服の青山「透けないシャツ」七分袖を投入 狙いは？：プロダクトInsights

[ITmedia]

プロダクトInsights

日々リリースされる新しい商品やサービスたち。その商品やサービスには、必ず企業側の思惑や狙い、生活者のニーズ、時代の空気感が反映されている。本シリーズでは、これらの「Insight」を考察していく。

　青山商事は3月19日、面接などのかしこまったビジネスシーンを想定した、レディース向けの「『透けないシャツ』七分袖 スキッパーカラーシャツ」（5390円）を発売した。前年に発売した長袖と半袖が好評だったことから、ラインアップを拡充した。

青山商事、「透けないシャツ」から七分袖発売（画像はプレスリリースより、以下同）

　青山商事は、女性客から多く上がっていた夏場でインナーが透ける悩みを受け、安心して仕事に集中できるビジネスシャツとして「透けないシャツ」を企画。2024年5月に半袖と長袖を発売したところ多くの女性客から好評だったという。

2024年に発売し、好評だった長袖・半袖

　新商品の七分袖仕様は、入社や異動、転職が増え、白シャツを使用する機会が増える新年度に向けて発売した。春は朝晩の寒暖差が大きく、日中はジャケットやコートを脱いで過ごす時間も増えてくることから、七分袖の需要は高いと青山商事は見込む。

　「透けないシャツ」には、光の透過や反射を防ぐ糸を使用。さらに編み目を詰めることで、同社では過去最高となる、防透け性の高い生地を実現したという。

通常のシャツとの透け具合の比較

編み目を詰めた生地を使用した

　七分袖のカラー展開は白無地のみ。洋服の青山一部店舗と公式オンラインストアで取り扱う。