2024年には首都圏を中心にTVCMを放映したこともあり、北海道コーン茶の販売数量は前年比194%を達成。コーン茶市場全体の伸び(前年比119%、インテージSRIの調査による)も上回る勢いで、同社は「カテゴリーをけん引できている」と見ている。
主な購買層は20〜30代の女性だ。「お茶自体が『緑茶中心』から多様化していて、ノンカフェインのお茶が少しずつ伸びてきている背景があります。コーン茶は『甘香ばしい』という味わいに新しさがあり、『ほっこりできる』『リラックスできる』という理由でハマってくださる方が、若年女性を中心に多くいらっしゃったのだと思います」(高井氏)
2024年3月には、275ミリリットルの小型ペットボトルもラインアップに追加。小型ボトルは加温してホットドリンクとしても販売できることから、秋冬の伸びにつながったという。
業務用の1リットルパックについても販促を強化しており、当初のメインだった韓国料理屋や焼肉店のほか、「居酒屋やたこ焼き店など、幅広い業態に広がっています。お店で飲んだことをきっかけに家庭用で買って下さる方が多いことも、伸びている理由だと考えています」と高井氏は話す。
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