健康志向の高まりから無糖茶の人気は拡大しており、メーカー各社はラインアップの拡充に取り組む。「甘い」商品が長く定番だった紅茶市場でも、2025年3月にはコカ・コーラシステムが「紅茶花伝 無糖 アールグレイアイスティー」を発売。キリンビバレッジも同月、リニューアルした「午後の紅茶 おいしい無糖」シリーズ3商品を発売した(ストレートティー、ミルクティー、レモンティーの3商品)。
コーン茶と同じくノンカフェインの「ルイボスティー」も台頭している。インテージの調査によると、ルイボスティーの市場規模は、2017年から2023年までの6年間で約14倍に成長。2023年にはサントリーが主力ブランド「GREEN DA・KA・RA」から「やさしいルイボス」を発売するなど、こちらも大手メーカーが力を注ぐカテゴリーだ。
高井氏は北海道コーン茶について、「現在は首都圏での販売が中心ですが、近畿・中部を第二・第三のエリアとして育成し、さらなる成長を目指していきたい」と意気込む。茶系飲料の多様化が進む中、コーン茶は新たなカテゴリーとしてどこまで浸透するか。
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