就職活動の準備において、生成AIを利用する学生は4割──。そのような結果が学情(東京都中央区)による調査で明らかになった。生成AIの急速な普及が進む中、学生はどのように生成AIを利用しているのか。
就職活動準備でChatGPTなどの生成AIツールを「使用したことがある」は40.0%に上った。回答者からは、エントリーシートに書く内容のアイデア出し、文章の構成・推敲・添削、さらに就活準備のスケジュール作成、情報の収集や整理のために使ったといった声が寄せられた。また「自己分析の大枠を考えてもらった」という回答も見られた。
ChatGPTなどの生成AIツールを仕事・業務で「使用したい」人は42.7%だった。「どちらかと言えば使用したい」(27.3%)と合わせると、生成AIツールを仕事・業務で使用したい人は70.0%を占める結果になった。
回答者からは「仕事が楽になりそう」「効率よく仕事したいから」「省略できる部分はして、AIにはできない部分に力を入れられる」など、効率化や負担軽減を前向きに捉える声が多く寄せられた。一方で、情報の整合性やセキュリティ、不透明さへの不安に対する声も集まった他、「適切に使いこなせる自信がない」という回答も見られた
調査は2月17〜27日にインターネットで実施。同社の運営する就職サイトへの来訪者を対象とした。有効回答数は150件。
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