山口伸
経済・テクノロジー・不動産分野のライター。企業分析や都市開発の記事を執筆する。取得した資格は簿記、ファイナンシャルプランナー。趣味は経済関係の本や決算書を読むこと。 X:@shin_yamaguchi_
かっぱ寿司が食べ放題企画「食べホー」を実施中だ。定番である寿司の他、ラーメンなどのサイドメニュー、スイーツも対象である。普段は9店舗だけで実施しているが、期間限定で200店舗に拡大。当初は3月6〜26日の開催予定だったが、好評を受けて延長し、現在は4月23日までの開催を予定する。
かっぱ寿司は2017年からたびたび、期間限定で食べ放題企画を行ってきた。同社は2011年に回転寿司業界の売上高トップから転落し、店舗数でも現在は4位に位置する。このような状況で生まれた「食べホー」は集客を狙った施策と思われるが、どの程度の効果があるのか。
かっぱ寿司では、ふだん食べホーを首都圏や中部、大阪、福岡の大都市圏にある9店舗で実施している。2017年から店舗数を期間限定で拡大しており、直近では200店舗で展開している。これは全国にある店舗の7割弱を占める。
まぐろ、サーモンといった定番握りの他、ラーメンやフライドポテトなどのサイドメニューも対象だ。チョコレートケーキやバニラアイスなどスイーツも含む。
70分制で、ラストオーダーは終了時間の20分前。一般的な食べ放題と比較して時間は短めだ。タッチパネルで注文し、レーンで受け取るシステムを採用する。
価格は店舗タイプで分かれており、対象店舗のほとんどを占める「A店舗」では大人3890円・小学生1990円。東京など都市圏にあるB店舗では大人が4190円となる。B店舗では1790円でアルコールの飲み放題も追加可能だ。ターミナル駅付近や人口密集地にあるため、アルコール需要があるものと思われる。
予約は前日までにオンラインで行う必要がある。シャリを残した場合は1貫につき33円のペナルティが課されるなど、フードロスに対しては敏感な姿勢だ。
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