物流業界を取り巻く環境は厳しく、特に「人手不足」が深刻化している。人材採用システムを提供するX Mile(東京都新宿区)が、物流企業の経営者、役員185人に調査を実施した。その結果、6割超がドライバー不足を課題に感じていることが分かった。
ドライバー不足について、64.3%(非常に実感している38.4%、やや実感している25.9%の計)が「課題に感じている」とした。エリア別では「中国地方」(75.0%)(非常に実感している50.0%、やや実感している25.0%の計)が最多となった。
過去5年間のドライバーの退職理由について、約2割が「退職理由を把握できていない」と回答した。それ以外で最も多かった退職理由は「給与が低い」(32.4%)であり、以下「労働時間が長い」(18.4%)、「体力的にきつい」(17.8%)が続いた。
トラックドライバー未経験者でも働きやすくするために、企業が導入している制度や取り組みについては、「資格取得支援制度(大型免許、フォークリフトなど)の導入」が34.1%で最多となった。その他「社会保険完備」(33.5%)、「有給休暇の取得促進」(28.6%)が上位を占めた。
調査は3月12〜21日、インターネットで実施した。
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