Z世代の約7割、就職・転職活動で「生成AI」を使わない

» 2025年05月15日 17時30分 公開
[ITmedia]

 若手の就職支援事業を行うUZUZ(東京都新宿区)が実施した調査によると、20代の7割近くが就職・転職活動に「生成AI」を使っていないことが分かった。

就職・転職活動で生成AIを使うZ世代は31.8%にとどまった(写真はイメージ、提供:ゲッティイメージズ)

 「就職・転職活動において生成AIをよく使っている・まあまあ使っている」と回答したのは31.8%にとどまり、7割近くが「使っていない」と回答した。

就職・転職活動において「生成AI」を使っているか(出典:プレスリリース、以下同)

 「日常的に生成AIを使っているか」という質問に対して「使っていない」と回答した割合は58.9%で、「使っている」(41.1%)を上回った。

日常的に「生成AI」を使っているか

 就職・転職活動で生成AIを使っていると回答した人のうち、その目的や用途としては、「エントリーシート作成」(61.7%)が最も多かった。「業界分析、企業や職種のリサーチ」(47.3%)、「面接対策」(41.9%)、「キャリア相談」(36.9%)が続いた。

就職・転職活動において「生成AI」をどのような目的・用途で使っているか

 「将来AIに代替される可能性を考えて希望する職種や求人を変えた」割合は18.1%にとどまり、8割以上が「変えていない」と回答した。同社は「Z世代にとって生成AIが『就活で使う便利なツール』にすぎず、『自身のキャリアに影響を与えるもの』とは捉えていない」と指摘した。

就職・転職活動において「将来AIに代替される可能性」を考えて、希望する職種や求人を変えたか

 本調査は3月1日〜5月6日、同社のサービスを利用する就職活動中の20代男女698人を対象に実施した。

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