1級FP技能士・FP技能士センター正会員。中央大学卒業後、フィンテックベンチャーにて証券会社の設立や事業会社向けサービス構築を手掛けたのち、2022年4月に広告枠のマーケットプレースを展開するカンバンクラウド株式会社を設立。CEOとしてビジネスモデル構築や財務などを手掛ける。Twitterはこちら
DeNAにおけるゲーム事業の利益が、前年比で10倍以上に膨れ上がった――。
5月9日に衝撃的な決算を発表したDeNA。しかし市場の反応は冷ややかだった。決算発表直後から株価は大きく値を下げ、マイナス幅は一時16%に達した。「好業績なのに急落」という意外な展開になったのだ。
好調な決算にもかかわらず、市場が厳しい評価を下した理由はどこにあるのか。
DeNAが発表した2025年3月期の連結業績は、市場の予想を大きく超える好決算となった。
同社の売上収益は1639億9700万円で前年比19.9%増加したが、注目すべきは営業利益である。前期の営業利益は282億7000万円の赤字だったが、今期は289億7300万円の黒字となり、驚異的なV字回復を遂げた。
最大の功労者は、2024年10月30日にリリースされた新作ゲーム『Pokemon Trading Card Game Pocket』(通称:ポケポケ)だ。リリースから半年足らずでゲーム事業全体の収益を牽引(けんいん)している。セグメント全体の売上高は前年比44.6%増の781億円となった。営業利益は385億円と、前期(30億円台)から10倍以上に急成長したのだ。
他にもプロ野球の横浜DeNAベイスターズが日本シリーズ優勝を達成し、観客動員数が過去最高を記録した点も大きい。同社におけるスポーツ事業の売上高は313億円と、前期比で14.8%増と堅調に伸びている様子がうかがえる。
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