受け取った名刺を「整理できていない」と回答した人が6割に上ったことが、Sansanによる調査で明らかになった。紙の名刺が管理、活用されないまま埋もれていく中、顧客との接点を作る営業の次の一手とは……?
受け取った名刺の取り扱い方法について、「整理できていない」とした人は57.7%に上った。具体的には「あとで整理しようと思っているが、手を付けていない」(18.5%)、「整理する予定もなく、放置している」(18.3%)といった回答が上位となった。
また、40.7%が「紙の名刺の紛失や整理不足により、必要な連絡先を見つけられなかった経験がある」と回答。約半数が、受け取った名刺を活用可能な状態で管理できていないと分かった。
名刺を整理していない理由については「時間がない」が最も多く40.9%。その他、「すぐに連絡する予定がないと考えている」(34.8%)が上位となった。
仕事上で必要な社外の連絡先の探し方については、「メールボックス内の検索」が最も多く68.6%に上った。「整理されたファイルやケースの中にある名刺」(50.5%)が続いた。
名刺交換や初回商談後にフォローメールを「必ず送っている」とした人は9.7%と1割未満だった。また、「ほぼ送っている」とした15.7%と合わせて、頻繁に送っている人は 4人に1人程度にとどまる結果となった。
Sansanは「メールボックスでの検索が日常的になる中で、紙の名刺を渡して終わりにすることなく、商談後にメールでもフォローすることが、接点を維持する上で重要である」とコメントしている。
調査は2月21〜25日にインターネットで実施。買い手部門(購買・調達など)の社員622人、売り手部門(営業、経営企画・事業企画など)の社員650人から回答を得た。
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