マイナビ(東京都千代田区)が運営する総合転職情報サイト「マイナビ転職」が、子育て中の正社員800人を対象に行った調査によると、育休経験がある男女のうち、育児との兼ね合いで退職を経験、検討した人の割合が35.0%に達したことが分かった。
子育て中の正社員のうち、育児との兼ね合いで退職を経験、検討した人は全体の35.0%だった。項目別にみると、育休経験がある女性の41.3%、同じく育休経験のある男性の33.3%が「退職した/退職を検討した」と答えた。
子育て中の理想のキャリアについては、約9割の女性が子どもの年齢にかかわらず正社員として働くことを希望した。一方、男性が考える妻の理想の働き方については、「保育園/幼稚園入園後に正社員として働いてほしい」が7割弱にとどまった。
育休の取得で不安だったことは、男女共に「収入減少」が最も多かった。男性は「特にない」(26.7%)が続いたが、女性は「社会とのつながりが減ること」(22.3%)、「仕事の空白期間ができること」(20.7%)などが高い傾向にあった。
育休への満足度について100点満点で聞いたところ、自身の育休への満足度は男女ともに7割前後だった。また、パートナーの育休への満足度は、男性から妻への評価は76点だったのに対して、女性から夫への評価は65点と差があった。
本調査は2月14〜17日、20〜40代の小学生未満の子どもがいる正社員・公務員800人を対象に、インターネットで実施した。
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妻の育休明け、夫に“突然の転勤令”──「家族のサポート」前提の制度はいつまで続くのかCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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